値神と日の区分

値神は、日や時を選ぶ伝統的な体系で交代して「当番」を務める12の天上の神です。そのうち6神は吉とされる黄道に、残る6神は凶とされる黒道に属します。日付の横に記された神の名は、その日を担当する神を示し、黄道・黒道はその吉凶の分類を示します。

神と黄道・黒道が意味すること

「青龍 — 黄道」という記載は、その日を青龍が担当し、吉の組に属することを表します。「天刑 — 黒道」は凶の分類です。黄道・黒道は神の名によって決まるため、この二つの欄は独立した二つの判断ではなく、同じ一つの割り当てを説明しています。

中国語の名称は、黄道(huangdao)黒道(黑道、heidao)です。ここでいう「道」は時間を分類するもので、方位を示すものではありません。神の名からは、天上の動物や、殿堂、宝庫、役人、刑罰を備えた天の宮廷が連想されます。暦注では、それぞれの名が繰り返す順序の中に固定された位置を持ちます。

伝統的な択日では、この体系は結婚、転居、着工などの行いについて、吉の時と凶の時を区別する助けになります。黄道の日は好ましい条件を一つ備え、黒道の日は不利な条件を伴います。同じ方法を、一日の中で行いを始める時辰の選択にも使えます。

黄道・黒道は全般的な分類です。黄道の日でも特定の行いに制限が付く場合があり、黒道の日でもすべての行いが排除されるとは限りません。これらの表示は伝統的な判断を表すもので、起こることを保証するものではありません。

全12神の一覧

ある神が再び現れるとき、その黄道・黒道の区分は変わりません。例えば、この体系では青龍は常に黄道、白虎は常に黒道です。日ごとに変わるのは、順序の中のどの神が当番になるかという点です。

位置名称ピンインと中国語日の区分吉凶
0青龍Qinglong 青龙黄道
1明堂Mingtang 明堂黄道
2天刑Tianxing 天刑黒道
3朱雀Zhuque 朱雀黒道
4金匱Jingui 金匮黄道
5天徳Tiande 天德黄道
6白虎Baihu 白虎黒道
7玉堂Yutang 玉堂黄道
8天牢Tianlao 天牢黒道
9玄武Xuanwu 玄武黒道
10司命(運命を司る神)Siming 司命黄道
11勾陳Gouchen 勾陈黒道

位置の番号は、以下の計算のために0から始めています。これは順序の中での位置であり、吉凶の程度を表す順位ではありません。

日別と時辰別の周期を割り当てる方法

日別の割り当て

日別の周期は月の十二支を基準に配置され、日の十二支によってその中の一神を選びます。例えば寅または申の月では、子の日は青龍、丑の日は明堂です。月の十二支が異なれば、その起点もずれます。

基準となる月は、本サイトの節入りの日付を基準とする方式に従います。節月を始める12の節気であるを含む暦日の始まりに切り替わります。月番号で表す旧暦の月が始まっても、この計算はリセットされません。

計算では、十二支に子 = 0、丑 = 1、寅 = 2、卯 = 3、辰 = 4、巳 = 5、午 = 6、未 = 7、申 = 8、酉 = 9、戌 = 10、亥 = 11と番号を付けます。日の十二支の番号に、次の表にある月の補正値を加え、12で割った余りを取ります。その結果で、神の一覧の位置を選びます。

日別の計算に用いる月の十二支加える補正値
寅(Yin)または申(Shen)0
丑(Chou)または未(Wei)2
子(Zi)または午(Wu)4
巳(Si)または亥(Hai)6
辰(Chen)または戌(Xu)8
卯(Mao)または酉(You)10

時辰別の割り当て

時辰では、日の十二支の代わりに時の十二支を、月の十二支の代わりに日の十二支を使います。同じ補正値の表を用います。本サイトの時辰別の計算では、日の十二支を23:00に翌日へ進めます。

日別と時辰別では入力の組が異なるため、時辰の黄道・黒道が日の区分と異なることがあります。一暦日に表示される二つの子の部分も、異なる神になる場合があります。どちらも時の十二支は子ですが、子の刻(23時台)では翌日の十二支から補正値を選ぶためです。

2026年9月11日・12日の計算例

干支の周期では、2026年9月11日は戊子(Wu-Zi)9月12日は己丑(Ji-Chou)です。白露は9月7日なので、どちらの日も酉の節月に入っています。酉の補正値は10です。

項目2026年9月11日2026年9月12日
通常の日の干支戊子(Wu-Zi)己丑(Ji-Chou)
日の十二支の番号子 = 0丑 = 1
月の補正値酉:10酉:10
神の位置(0 + 10) mod 12 = 10(1 + 10) mod 12 = 11
値神司命(運命を司る神)勾陳
日の区分黄道、吉黒道、凶
別の分類である十二直平(均衡)定(定める)

ここで「mod 12」は12で割った余りを意味します。別の分類である十二直の計算は、日の十二支から月の十二支を引きます。したがって、9月11日の「平」と「司命」は、それぞれ異なる割り当てを表しています。

時辰別の計算を見ると、子の刻を二つに分ける仕組みが分かります。9月11日00:30は、時の子と日の子を組み合わせ、0 + 4 = 4となるため、金匱・黄道です。同じ暦日の23:30も時は子ですが、時辰別の計算に用いる日の十二支は丑へ進んでいます。補正値は2なので、天刑・黒道が選ばれます。この割り当ては午前0時をまたいで、9月12日の子の刻(0時台)まで続きます。これらの時計の表示は、本サイトの基準時であるUTC+8によるものです。

その他の日別の作用

宜と忌は、適した行いと避ける行いを列挙します。行いごとの記載は、月と日を使う別の対応表から得られます。黄道・黒道の表示から、その一覧が得られるわけではありません。

吉神と凶神は、それぞれ複数の名を含むことのある別の一覧です。値神の欄は、固定された12の順序の中から一神を選びます。別の一覧に同じ名が現れても、二つの欄を同じものとして扱えるわけではありません。

神々の方位は、喜神・財神・福神などに方角を割り当てるものです。黄道と黒道を説明するものではありません。

西暦1–2100年

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