日常の道具としての日めくり暦と壁掛け暦
日めくり暦は、紙の束の表面に一日分の日付を示します。その一枚を取り除くと、次の日付が現れます。月単位の壁掛け暦は、日付を並べて比較できるようにし、一枚物の年間暦は一年全体を見渡せるようにします。中国の暦では、グレゴリオ暦の日付に旧暦の日付や祭りの名前が併記されることが多く、一つの暦が日常の予定と伝統行事の両方に役立ちます。
「日めくり」は紙を一枚ずつ取り除く仕組みを表し、「壁掛け暦」は暦を掛ける場所を表します。この二つの分類は重なります。一日一枚の紙の束を壁に掛けることもあれば、壁掛け暦に月ごとの紙があり、それをめくったり切り離したりすることもあります。こうした形式の違いは、暦の参照、書き込み、表示の切り替え方に影響します。
印刷された暦書から日めくり暦へ
現代の日めくり暦が登場するはるか以前から、中国の印刷された暦書は、一年の日付、季節の情報、適した日を選ぶための指針をまとめていました。実用的な助言や挿絵を含むものもありました。暦書は、日付を確かめるだけでなく、いつ何をするかを決めるための参照資料でもありました。その多様な内容の多くは、一日一枚の紙面に移ってからも役立ちました。
1912年、中国の新たな共和国政府は、公的な日付にグレゴリオ暦を使うことを推進しました。一方、祭りや家庭の行事では、伝統的な暦が引き続き重要でした。両方を併記する暦なら、別の本を開かなくても二つの暦を行き来できます。曜日で決める約束も、旧暦で祝う誕生日も、同じページの並びの中で確かめられました。
1920年代までには、中国で、一日ごとに紙を一枚切り離す市販の壁掛け暦が販売されていました。グレゴリオ暦の日付と曜日に、適した行いについての伝統的な助言を組み合わせることもできました。日めくり暦は、部屋の中でその日の日付を大きく示すとともに、暦書としての役割を果たす細かな暦注を載せる余地も残していました。
日単位と月単位の形式
形式を区別するうえで最も役立つのは、表に出ている一枚にどれだけの期間が示されているかという点です。日単位の暦は、今日という一日に注意を向けます。月単位や年単位の配置なら、先の予定を見通しやすくなります。
| 形式 | 見える範囲 | 日常での利点 | 表示の切り替え方 |
|---|---|---|---|
| 日めくり暦 | 表面の一枚に一日分の日付 | 日付が目立ち、詳しい日々の暦注を載せる余地がある | 表の一枚を取り除くと次の日付が現れる |
| 月単位の暦 | 一か月分の日付 | 曜日、約束、前後の日付を比較できる | 月が変わると紙をめくるか切り離す |
| 二か月分の暦 | 二か月を左右または上下に配置 | ページを変えずに月をまたぐ予定を立てられる | 次の二か月分に切り替える |
| 一枚物の年間暦 | 一枚に一年分の日付欄 | 一年を通じて日付を比較できる固定の参照表になる | 一年を通して同じ一枚を掲示する |
大きな月間のマス目には、手書きの予定を記す余地があります。小さな年間の日付欄では、その余地を減らす代わりに、一度により多くの日付を示します。一日一枚なら、月間の一マスには収まりきらない情報を載せられますが、先の日付を見るには、紙を持ち上げたり、補助の一覧表を確認したりする必要があります。
日付と暦注
中国の日めくり暦の多くでは、最も大きな数字がグレゴリオ暦の日を示し、その近くに月、年、曜日があります。小さな文字では、中国暦の月日を示します。この組み合わせによって、旧暦の誕生日が何曜日に当たるか、中秋節のような祭りと約束の日がどれほど近いかを、家庭で確かめられます。
同じ組み合わせは、月間のマス目にも使えます。マス目をグレゴリオ暦の一か月に合わせながら、その中にもう一つ、旧暦の日付の並びを載せることができます。表示中の月の途中で旧暦の新しい月が始まることもあるため、マス目の中で旧暦の月名が変わります。二つの暦は月の境界を共有せずに、同じ紙面を共有しています。
ほかの暦注は季節の情報を示します。二十四節気は、太陽の一年の見かけの動きに従って季節の段階を区切るもので、春分・秋分や夏至・冬至も含まれます。
暦注を載せた暦は、吉とされる時機についての指針も示します。宜は適した行い、忌は避ける行いを意味します。結婚、転居、供え物をすることなど、名前の付いたさまざまな行いが記載されます。この伝統に従う人は、重要な出来事の日を選ぶ際に参照できます。その推奨は、特定の時がある行いに適しているかどうかについての信仰を表します。同じ日でも、一つの行いには適していて、別の行いは避けるよう勧められることがあります。これらは、日付そのものを特定する情報とは別です。
一年間の日々の使用
壁掛けの日めくり暦は、厚みのある紙の束を支えながら、一枚ずつ取り外せる必要があります。上辺で留めた薄い紙を硬い台紙に重ね、つり下げるための穴や金具を付けることができます。台には厚紙や、紙を貼った木が使われることもあります。日付の紙の束が薄くなっても台は残り、その上部に絵があれば、一年を通じて見える状態を保てます。
昨日の紙を取り除くことで、日付を確かめることが小さな家事になります。暦は手で進めなければならず、何日かめくり忘れれば、今日の日付に追いつくまで何枚も取り除く必要があります。厚みが減ることで、一年の経過が物の形として現れます。大きな日付は部屋の向こうからも読めますが、旧暦の日付や暦注は近づいて見る内容です。
壁掛け暦は、複数の人が共有する参照表にもなります。家、店、事務所で、何人もの人が同じ表示を確認できます。十分な書き込み欄があれば、丸で囲んだ約束の日や訪問のメモを、その月のほかの予定と一緒に見ておけます。ページをめくる形式なら、以前のメモも暦の中に残せます。紙を切り離す形式では表示は新しくなりますが、切り離した紙を保存しなければ、そこに書いた予定も失われます。
絵、贈り物、家庭での掲示
20世紀には、挿絵のある壁掛け暦が日常の部屋に色彩豊かな絵をもたらしました。風景、花、流行の装いをした人物、人物写真など、さまざまな飾りがありました。20世紀後半の中国大陸では、景色や映画スターを載せた暦が、家庭の身近な画像となっていました。そのため暦を選ぶことは、使いやすい日付の配置を選ぶだけでなく、これからの一年間に眺めるものを選ぶことでもありました。
暦は贈り物としても流通しました。企業が顧客に配り、職場が配布用に購入し、個人が親戚や友人に贈りました。新しい暦は、近づく年に向けた実用的な贈り物でした。紙面や台紙の企業名は繰り返し使われる間も目に入りますが、受け取った人にとっても、部屋に飾る絵と日付を確かめる道具が手に入ることになります。
絵の位置によって、日々の目に入り方は変わります。固定された台紙の絵は、その下の紙の束が減っていく間も、見慣れた姿で残ります。月単位の暦では、ページごとに新しい絵が現れます。一枚物の年間暦では、絵と日付が一年を通じて一緒にあり、大きな絵が遠くから目を引き、小さな日付欄は近くで読む配置がよく見られます。
暦注に関わる意味を持つ絵もあります。春牛図にはウシと牛飼いが描かれ、その色は、伝統的には翌年の農業の見通しに関する予測を表します。このような図は、暦の装飾であると同時に、象徴を通じて先を占う伝統にも属します。
絵と、日付を載せた紙の寿命は、同じとは限りません。付属の暦を使い切っても絵入りの台紙が残ることがあり、お気に入りの絵は日付が過ぎた後も保存できます。一方、ページをめくる暦なら、絵も手書きの予定も付いたまま一年を終えることがあります。